室内土質試験
土の圧密排水(CD)三軸圧縮試験
- 地盤が載荷重によって圧密され、強度増加した後に、地盤内に過剰間隙水圧が生じない条件でせん断される場合の圧縮強さを求める試験
- 三軸圧縮試験には、xy軸方向(水平方向)に圧密を行う圧密過程と、z軸(鉛直方向)に試料が破壊するまで圧力を掛けるせん断過程がありますが、せん断過程において排水を許す条件で実施します
- 透水性のよい砂質土などの安定問題や盛土の緩速施工などのように載荷がゆっくり行われるような場合を想定しています
土の非圧密非排水(UU)三軸圧縮試験
- 比較的透水性の小さい地盤に、排水が生じないような急速な載荷速度で荷重が作用するときの原地盤の圧縮強度を求める試験
- 粘土の短期安定問題を念頭においた設計に非常によく用いられる重要な土質定数である”非排水せん断強度”が得られる
土の一軸圧縮試験
- 主に粘性土に拘束圧を作用させない状態で圧縮し、強度を求める試験
- 飽和した粘性土では、拘束圧の強度に及ぼす影響が小さく、一軸圧縮強さによって、”非排水せん断強度”を求めることが可能です
土の含水比試験
- 土に含まれる水分の土粒子に対する質量比を測定する試験
- 同一の土質でも含水量の違いにより土の性質(密度や強度)は大きく異なるので、土の含水比を把握することは重要です
湿潤密度試験(ノギス法)
- 土の湿潤密度(単位体積当りの質量)を測定する試験
- 種類の同じ地盤でも、湿潤密度が大きいほど硬く良く締まっている事になります
土粒子の密度試験
- 土を構成する土粒子の単位体積当たりの質量を測定する試験
地盤材料の変形特性を求めるための繰返し三軸試験
- 地盤・構造物系の地震荷重・交通荷重・機械荷重などに対する数値解析に必要となる、地盤の繰返し変形特性を求める試験
土の粒度試験(ふるい分析)
- 土を構成する土粒子の粒径分布(粒度)を求める試験
- 土の粒度により土を工学的に分類し力学的性質を推定します
- ふるい分析では粗粒分(粒径0.075㎜~75㎜)が測定対象
土の粒度試験(沈降分析)
- 土を構成する土粒子の粒径分布(粒度)を求める試験
- 土の粒度により土を工学的に分類し力学的性質を推定します
- 沈降分析では細粒分(粒径0.075㎜未満)が測定対象